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最も進んだサルである類人猿から人類が分岐したのは、ほぼ五○○万年前と推定されていますが、実際には、約一○○○万年から五○○万年ほどの化石の残らないミッシングリングがあります。
現在のところでは、二○○○年にケーァで発見された約六○○万年前の”ミレーァム・マン”の存在が知られていますが、四四○万年前のラミダス猿人や、四○○万年前のアファール猿人などの発見によって、徐々に人類出現の時期が明らかになりつつあります。 こうした骨格的化石から、完全な二足歩行の形跡が確認された。
ここで、猿人、人類の誕生と見なされたのです。 こうした猿人段階から、ホミニゼーションつまりヒト化が進んで、新たな能力を獲得しつつ、原人、旧人、新人へと発展します。
かつては、これらの進化は直線的に進んだ、と考えられていました。 しかし最近では、それぞれに別系統として、アフリカで生まれたと考えられています。
猿人の滅んだあとに原人が、またヨーロッパでは旧人のネアンデルタール人に新人のクロマニョン人とが、同時代に住んでいたことも確認されています。 いずれも、それぞれの絶滅後、あるいは長い時間差を伴った上で、新たな進化が起こったのです。
このことを確認した上で、ホミーゼーションの過程を見ていきましょう。 まず猿人たちは基本的に草食性で、類人猿と同じく木の実などを食していました。
やがて彼らも、道具を製作して使用するようになり、食の拡大が始まります。 二五○万年前のガルヒ猿人は、石器を使用して狩猟を行い肉食をしていたようです。

その後の原人つまりホモ・エレクトスについては、エチオピアで一七○万年前の化石が発見されています。 ジャワ原人や北京原人も、これに属しますが、彼らの文化は、より機能的で充実した石器技術の展開に支えられていました。
また原人は、猿人よりも身体的に大型となり、体重が増したために、エネルギーの消費量は高くなりましたが、代わりに移動範囲を拡大させる体力を持つことができました。 ちなみに猿人たちの化石は、すべてアブUノカから発見されていますが、そこを彼らは生活圏こしていたのです。
しかし原人たちは、一○○万年以上もの時間をかけて、ジャワさらには北京にまで移動するようになったのです。 これはアウト・オブ・アフリカと呼ばれる行動ですが、それは一定の地域で、着実な食料の供給によって人口が増え続けると、今度は食料の不足を招くという悪循環が始まったためです。

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